甲子園出場校・校名の変遷 激闘の記憶と栄光の記録 激闘の記憶と栄光の記録 Home
全国高校野球「都道府県別甲子園出場校」 激闘甲子園物語「名投手・名選手百選」 激闘甲子園物語「史上最強チームは?」 全国高校野球「名勝負&甲子園戦法」
全国高校野球「歴代優勝校」 世紀の逆転劇特集 甲子園出場校「通算勝星&勝率ランキング」 全国高校野球「甲子園出場校・校名の変遷」
全国高校野球「春夏決勝戦 全スコア」 激闘甲子園物語「激闘・延長戦」 甲子園出場監督「通算勝星ランキング」 高校野球クイズ[ザ・甲子園!]
都道府県「通算勝星&勝率ランキング」 激闘甲子園物語「初出場・初優勝」 全国高校野球史「第1回大会出場校は今」 高校野球博士度テスト[ザ・ルール!]
激闘甲子園物語「個人記録・チーム記録」 激闘甲子園物語「不運を絵に描いたようなチーム」 都道府県・出身校別「プロ野球選手リスト」 激闘高校野球連盟「バーチャル審判講習会」

甲子園出場校の「校名変遷」をまとめました。調べてみるとなかなか奥が深いことが解ります。
戦後の学制改革に関連した高校の統合再編やその後の分離独立に伴う校名変更・変遷には「旧校の戦績を引き継ぐか否か」がという問題が絡みます。各校の出場回数や通算成績との整合性を取りながら、校名変更後の出場を「再出場」と見るかどうかを確認した複雑な事例もありました。補足資料の「甲子園出場校の校名呼称・正式校名一覧」も合わせて参照いただきたいと思います。

馴染み深い校名が消える・変わる
馴染みのある校名が消え行くのは寂しい。海南(徳島)は尾崎将司(当時は正司)投手を擁して64年センバツで初出場・初優勝。野球殿堂入りの上田利治氏(元阪急監督ほか)の出身校として知られる名門も、新設の海部に統廃合され06年に消滅した。Ugakuの胸文字で親しまれた宇都宮学園(栃木)は文星芸大付に校名変更。ユニフォームの袖には学校法人名の「宇都宮学園」が残っている。大学付属が増え、商業高校が減る傾向も時代の流れ。浪商→大体大浪商(大阪)に続き、08年の平安→龍谷大平安(京都)、北陽→関大北陽(大阪)と、近畿の名門校の大学付属化が加速している。商業高校の校名変更は再出場率が低く、丸亀商→丸亀城西(香川)、鳴門商→鳴門一(徳島:現・鳴門渦潮)、鹿児島商工→樟南(鹿児島)などわずかな例があるだけだ。
愛知中京と岐阜中京の校名変遷のウラ事情
愛知の名門・中京商→中京(現・中京大中京)の兄弟校である岐阜の中京商(現・中京)は、73年春に甲子園初出場を果す以前の校名が元々「中京」だった。その後、両校間で校名を交換している。さらに愛知の中京が中京大付属になった数年後に岐阜の中京商は元の中京に戻したという複雑な校名変遷の経緯がある。学校法人安達学園(岐阜の中京高)の創立者で初代理事長の安達壽雄氏は、学校法人梅村学園(中京大中京高および三重高)の創立者・梅村清光氏の子息であり、梅村学園初代理事長の梅村清明氏とは兄弟だった。
統廃合に伴う連合編成措置と校名変更
日本高野連は、統廃合に伴う新入生募集停止によって部員不足で出場できない高校の救済措置として、97年から各都道府県高野連から届け出があった連合チームを承認。旧校の在校生部員が卒業するまでの期間限定で、新校・旧校で編成される連合チームは公式戦出場が可能になった。
◇統廃合に伴う校名変更計画 (甲子園出場校)
2017年新校開設:観音寺中央+三豊工(→観音寺総合)
2018年新校開設:鹿島+鹿島実(→校名未定)
2019年新校開設:伊万里商+伊万里農林(→校名未定)
校名変更後に再出場を果たした高校
近年の例では、第86回選手権の京都外大西(京都西)、鳴門一(撫養→鳴門商=再々出場=※現・鳴門渦潮)。第77回選抜の高松(旧制の高松中)、第78回選抜の北海道栄(北海道日大)と岐阜城北(岐阜三田)、第79回選抜の創造学園大付(※現創造学園、塚原→塚原青雲=再々出場=)、第80回選抜の丸子修学館(丸子実)。第88回選手権の文星芸大付(宇都宮学園)と福知山成美(福知山商)、第90回選手権の白鴎大足利(足利学園)、第91回選手権の明桜(秋田経法大付)、龍谷大平安(平安)、九州国際大付(八幡大付)、第93回選手権の鶴岡東(鶴商学園)。第82回選抜の宮崎工(宮崎大淀)、第83回選抜の静清(静清工)、第85回選抜の大和広陵(広陵)と益田翔陽(益田産)、第95回選手権の石見智翠館(江の川)、第86回選抜の八戸学院光星(光星学院)、第96回選手権の市和歌山(市和歌山商)など。第87回選抜の松山東(松山商と統合時代の松山東:第32回選手権出場)は松山商を分離後初の再出場を果たした。

以下に掲載した都道府県別・甲子園出場校の校名変遷一覧について【解説】
(1) 旧校名で全国高校野球大会(選抜または選手権)に出場しているケースのみを掲載
(2) 茶色字は校名変更後に再出場を果たした高校(校名変更後の校名が黒字の高校は再出場を果たしていないことを意味する)。
(3) ×印は廃校、(×廃部) は野球部が廃部・消滅、または統合後の新校に野球部がないことを示す。
※校名変更はなくても同名他校と区別するための呼称変更がある場合(岐阜商→県岐阜商、和歌山商→県和歌山商など)は一覧に記載。
※校名が変更されても呼称変更がない場合(秋田商・鎌倉学園・藤嶺藤沢・鹿児島商など)は除く。
※公立校の呼称は“都道府県市(立)”を省略。ただし都道府県内の同名他校と区別する場合は例外。
※カッコ付きの校名または(中略)の箇所は、学制改革の過渡期における改称など、短期間で終わった校名(戦時非常措置の転換は省略)。
関連情報甲子園出場校の校名呼称と正式校名一覧 (東日本編・西日本編・その他) :2016年(平成28年) 4月24日更新
更新】第88回選抜大会の初出場校を追加 【付記】分離独立に伴う旧校戦績の共有関係について

2016年(平成28年) 4月24日 最終更新
・須坂園芸+須坂商(長野)→「須坂創成」:15年4月に新校開設(済)/17年4月に完全統合(3月末に旧校廃止)。
・伊都(和歌山)→「伊都中央」:紀の川と統合/15年4月に新校開設(済)/17年4月に完全統合(3月末に旧校廃止)。
・別府商+別府羽室台+別府青山(大分)→「別府翔青」:15年4月に新校開設(済)/17年4月に完全統合(3月末に旧校廃止)。
・東海大三(長野)→「東海大諏訪」:16年4月に校名変更。
・東海大四(北海道)→「東海大札幌」:16年4月に校名変更。
・東海大五(福岡)→「東海大福岡」:16年4月に校名変更。
・東海大望洋(千葉)→「東海大市原望洋」:16年4月に校名変更。
・北海道尚志学園(北海道)→「北海道科学大高」:16年4月に校名変更。
・日体荏原(東京)→「日体大荏原」:16年4月に校名変更。
・長浜+長浜北(滋賀)→「長浜北」:16年4月に新校開設。
・洛陽工+伏見工(京都)→「京都工学院」:16年4月に新校開設。
・市神港+兵庫商(兵庫)→「神港橘」:16年4月に新校開設。
・下関工(山口)→「下関工科」:下関中央工と統合/16年4月に新校開設。
・香川西(香川)→「四国学院大香川西」:16年4月に校名変更。
・観音寺中央(香川)→ 「観音寺総合」:三豊工と統合/17年4月に新校開設予定。
・小豆島(香川)→ 「小豆島中央」:土庄と統合/17年4月に新校開設予定。
・鹿島(佐賀)→ 校名未定:鹿島実と統合/18年4月に新校開設予定。
・伊万里商+伊万里農林(佐賀)→ 校名未定:19年4月に新校開設予定。

都道府県別・甲子園出場校の校名変遷一覧※甲子園初出場時の数字は大会の開催年(西暦)
都道
府県
甲子園初出場時その後の校名変遷・統廃合・分離
(茶色字は校名変更後の再出場)
大会校 名


1920夏 北海中北海
21夏 函館中(函館)□□函館中部
27夏 札幌一中(札幌一)札幌南
31夏 札幌商北海学園札幌
49夏 帯広帯広柏葉
55夏 芦別→□______ ─┬→ 芦別
芦別総合技術 ─┘*芦別に統合 (06年閉校)
69夏芦別工
68夏 北日本学院旭川大高
69春 釧路一×(78年廃校)
73春 函館有斗函館大有斗
73夏 旭川竜谷旭川龍谷
75春 北海道日大北海道桜丘北海道栄
76夏 東海大四東海大札幌 (16年4月)
79春 室蘭大谷北海道大谷室蘭 (12年4月)
83春 駒大岩見沢×(14年閉校)
84春 砂川北砂川
95夏 北海道工北海道尚志学園 → 北海道科学大高 (16年4月)

1926夏 八戸中八戸
27夏 青森師範×(49年:弘前大学 教育学部の母体として包括)
39夏 青森中青森
62夏 青森一青森北
97春 光星学院八戸学院光星 (13年4月)

1916夏 一関中(一関一)(一関)一関一
17夏 盛岡中(盛岡一) ─┬→ 盛岡 ┬─→ 盛岡一
→□(___) ─┘→ __ └─→ (盛岡三) → 盛岡商
36夏盛岡商
27夏 福岡中福岡
32夏 遠野中遠野
64夏 花巻商富士短大花巻花巻東
74夏 一関商工一関学院
76夏 花北商花北青雲
93夏 久慈商久慈東
96春 釜石南釜石

1915夏 秋田中秋田南秋田
29夏 秋田師範×(49年:秋田大学 学芸学部の母体として包括)
68夏 秋田市立秋田中央
81春 秋田経大付秋田経法大付明桜
85夏 能代商能代松陽 (13年4月)

1936夏 山形中(山形一)山形東
77夏 酒田工酒田光陵 (12年4月)
78夏 鶴商学園鶴岡東

1923夏 仙台一中仙台一
25夏 仙台二中仙台二
30夏 東北中東北

1934夏 福島師範×(49年:福島大学 学芸学部の母体として包括)
73夏 安積商帝京安積

1918夏 竜ヶ崎中竜ヶ崎一
27夏 茨城商水戸商
29夏 水戸中水戸一
96夏 水戸短大付水戸啓明 (12年4月)

1924夏 宇都宮中宇都宮
33夏 栃木中栃木
61夏 宇都宮学園文星芸大付
65夏 鹿沼農商┬→鹿沼商工
└→鹿沼農鹿沼南
75夏 足利学園白鴎大足利
90夏 葛生青藍泰斗
99夏 栃木南栃木翔南

1925夏 前橋中前橋
27夏 桐生中桐生
87夏 中央中央中等教育学校
96春 太田市商市太田(15年4月)

1931春 川越中川越
35春 浦和中浦和
64夏 熊谷商工┬→熊谷商
└→熊谷工
85夏 立教立教新座
※1955年に東京から出場 / 60年に埼玉移転
88夏 浦和市立市浦和
89夏 川越商市川越
98夏 滑川滑川総合

1926夏 千葉師範×(49年:千葉大学 学芸学部の母体として包括)
28夏 関東中千葉関東千葉敬愛
31夏 千葉中(千葉)千葉一千葉
46夏 成田中成田
71春 木更津中央木更津総合
79夏 市銚子─┬→市銚子
─┘→□市立両校を統合 (08年4月)
81夏銚子西
83夏 印旛印旛明誠(10年4月)
2010春 東海大望洋東海大市原望洋(16年4月)

1938春 日大三中日大三
46夏 東京高等師範付中→ (中略) → 東京教大付 →筑波大付
60春 法政一法政大高
65春 荏原日体荏原 → 日体大荏原(16年4月)


1916夏慶応普通部
─┬→.慶応(注).┬─→.(慶応一)─┬→ 慶応義塾
─┘ └─→慶応二(注).─┘
29夏慶応商工
※1949年まで東京から出場 / 50年に神奈川移転
(注)48年夏の慶応と49年春の慶応二は事実上の旧校「慶応普通部+慶応商工」合同チーム。慶応義塾の開校は49年4月。
37夏 浅野綜合中浅野
54夏 鶴見工×(11年3月閉校)
66夏 横浜一商横浜商大高
73夏 藤沢商藤沢翔陵

1935夏 甲府中甲府一
47夏 谷村工商(谷村南) → 谷村谷村工
都留興譲館(14年4月)
59春 石和笛吹(10年4月)
76夏 塩山商塩山

1918夏 長岡中長岡
72夏 糸魚川商工糸魚川白嶺
90夏 高田工上越総合技術

1937夏 高岡商高岡西部高岡商
2009夏 南砺総合福野南砺福野(10年4月)

1923夏 金沢商金沢菫台金沢商
24夏 金沢一中金沢一金沢泉丘
32夏 石川師範×(49年:金沢大学 教育学部の母体として包括)
金沢大付
48春 金沢三中(金沢三) →金沢桜丘
64夏 小松実小松工
85夏 北陸大谷小松大谷(10年4月)

1925夏 敦賀商敦賀
36夏 福井商(福井)乾徳福井商
50夏 福井福井工大福井
2013春 春江工坂井(14年4月)

1916夏 長野師範×(49年:信州大学 教育学部の母体として包括)
20夏 松本商松商学園
21夏 長野中長野北長野
29夏 諏訪蚕糸岡谷工
35夏 飯田商(中略) →飯田長姫 → 飯田OIDE長姫 (13年4月)
46夏 松本市中松本市立松本美須々ヶ丘
47夏 松本中松本深志
48夏 穂高農穂高穂高商
57夏 上田松尾上田
62春 丸子実丸子修学館
65春 塚原天竜天竜天竜光洋松川
66夏 塚原青雲塚原青雲創造学園大付
創造学園 (11年4月)
70夏 須坂園芸─┬→須坂創成(15年4月)
─┘→□県立両校を統合
71夏 須坂商
80春 東海大三東海大諏訪 (16年4月)
94夏 佐久佐久長聖

1924夏 静岡中静岡一静岡城内静岡
38夏 掛川中(掛川一) →掛川西
46夏 沼津中(沼津一) →沼津東
63春 清水市商清水商清水桜が丘 (13年4月)
65夏 東海大一─┬→東海大翔洋東海大静岡翔洋 (15年4月)
─┘→□東海大学附属の両校を統合 (99年開校)
72夏東海大工
2002夏 興誠浜松学院(11年4月)
05夏 静清工静清(10年4月)

1916夏 愛知四中豊橋中 → (豊橋) → 豊橋時習館 → 時習館
17夏 愛知一中(愛知一) →旭丘
21夏 明倫中(明倫)明和
22夏 名古屋商向陽名古屋商
26夏 愛知商瑞陵┬─→愛知商
→□__□└─→瑞陵
30春 一宮中一宮
31春 中京商中京中京大中京
33春 享栄商享栄
34春 東邦商東邦
47春 津島中津島
57夏 津島商工津島北
68春 名古屋電工名古屋電気愛工大名電
2001夏 弥富愛知黎明 (13年4月)

1932春 岐阜商長良 ※1 ┬─→ 岐阜商県岐阜商
→□__ ※1 └─→ 長良
48夏 岐阜一岐阜
65春 岐阜短大付岐阜一
68夏 岐阜南清翔岐阜聖徳学園(10年4月)
73春 中京商中京
98夏 岐阜三田岐阜城北

1915夏 山田中
<三重四中>
宇治山田中→ (中略) →宇治山田
47春 富田中四日市
89春 日生二青山(15年4月)

1934春 膳所中(膳所) → 大津__大津東__膳所
39春 大津商(志賀) → 大津__大津西__大津 → 大津商
50春 彦根彦根東
51春 八幡┬─→八幡
└─→八幡商
58夏 甲賀水口
63夏 長浜北─┬→長浜北(16年4月)
─┘→□県立両校を統合
84夏 長浜

1915夏 京都二中(洛南)×鳥羽※2
17夏 京都一中洛北
19夏 同志社中同志社
20夏 京都一商西京商→ 西京 →西京商西京
22夏 立命館中立命館一中立命館
25夏 東山中東山
27夏 平安中平安龍谷大平安
32春 京都師範×(49年:京都学芸大学の母体として包括)
京都教大付
33春 京都商京都学園
47春 京都二商(西陣商)×(49年廃校)
50春 洛陽洛陽工─┬→京都工学院(16年4月)
伏見工─┘→□京都市立の両校を統合
53春 伏見
79夏 宇治立命館宇治
84春 京都西京都外大西
99夏 福知山商福知山成美
都道
府県
甲子園初出場時その後の校名変遷・統廃合・分離
(茶色字は校名変更後の再出場)
大会校 名

1916夏 市岡中市岡
17夏 明星商(明星中)明星
26春 八尾中八尾
26夏 浪華商浪商大体大浪商
27夏 北野中北野
28夏 豊中中豊中
29春 関西甲種商関大一
33春 興国商興国
34春 堺中三国丘
34春 日新商日新
36夏 京阪商京阪守口×(04年廃校・廃部
守口の後継校である芦間には野球部がない
40春 扇町商扇町総合
47春 今宮中今宮
47春 天王寺中天王寺
49春 大鉄阪南大高
66夏 北陽関大北陽
75春 初芝初芝立命館
83春 泉州飛翔館 →近大泉州

1915夏 神戸二中
<第二神戸中>
(神戸二)兵庫
16夏 関西学院中関西学院
19夏 神戸一中
<第一神戸中>
(神戸一)神戸
22夏 神戸商第一神戸商星陵神戸商
23夏 甲陽中(甲陽)□□甲陽学院
24夏 第一神港商(神港商) →市神港 ─┬→ 神港橘 (16年4月)
鈴蘭台()兵庫商 ─┘→□県立両校を統合
39春 北神商
30春 明石中明石
35春 育英商育英
36春 姫路中姫路西
36春 滝川中滝川
46夏 芦屋中芦屋
55夏 市神戸商六甲アイランド
78春 村野工神戸村野工
84春 私神港神港学園神港

1933夏 郡山中郡山
53春 御所実御所工御所実
65春 田原本農磯城野
72春 奈良工奈良朱雀
85春 広陵大和広陵
2003春 斑鳩法隆寺国際


1915夏 和歌山中桐蔭
29春 海草中向陽
31夏 和歌山商県和歌山商和歌山商
33春 海南中海南 ─┬→ 海南
→□__□ ─┘*海南高大成校舎として統合 (08年閉校)
82春大成
47春 田辺中田辺
61春 御坊商工紀央館
64春 市和歌山商市和歌山
75春 伊都伊都中央 (15年4月開校、17年に完全統合予定)
78春 吉備有田中央
79春 田辺商神島

1921夏 岡山一中
<第一岡山中>
(岡山一)岡山朝日
51夏 岡山東岡山東商
55夏 玉島玉島商

1915夏 広島中広島一中(鯉城)広島国泰寺
16夏 広島商広島観音※1┬─→広島商
→□____※1└─→広島観音
23夏 広陵中広陵
32夏 大正中呉港中呉港
50夏 呉阿賀呉工
60夏 盈進商盈進
84春 近大福山近大広島 福山校 (13年4月)

1915夏 鳥取中鳥取一中(鳥取一)鳥取西
25夏 米子中(米子一)米子東
32春 鳥取二中(鳥取二)鳥取東
63夏 米子南米子南商米子南(×廃部)
88夏 米子商米子松蔭

1917夏 杵築中大社中(大社一)大社
22夏 島根商松江商松江産松江商
23夏 松江中(松江一) →松江松江北
37夏 大田中大田
58夏 益田産益田農林 → 益田産 → 益田翔陽
62春 出雲産┬─→出雲商
└─→出雲工
75夏 江の川石見智翠館
93夏 松江一開星

1919夏 豊浦中長府中__豊浦中 → (豊浦) → 下関東__豊浦
20夏 鴻城中山口鴻城中山口鴻城
25夏 柳井中柳井
33春 山口中(山口)(山口東)山口
34春 徳山商徳山工__徳山商工__徳山商__徳山商工
38春 防府商(防府商工)(防府南)(防府)
防府商防府商工 (12年4月)
50春 萩北
52夏 柳井商工柳井商柳井商工
62春 久賀周防大島
73夏 萩商萩商工
84春 多々良学園高川学園
2008夏 下関工下関工科 (16年4月)

1915夏 高松中高松
16夏 香川商高松商
31春 坂出商(坂出) →坂出商工坂出商
37春 丸亀商(中略) → 丸亀二 →丸亀商丸亀城西
41春 志度商志度志度商志度
95春 観音寺中央観音寺総合 (17年予定)
2003夏 香川西四国学院大香川西 (16年4月)
2016春 小豆島小豆島中央 (17年予定)

1935春 徳島商城東┬─→_(城北)徳島商
→□__□└─→城東
38春 撫養中鳴門
61春 撫養鳴門商鳴門一 ─┬→ 鳴門渦潮 (12年4月)
→□___ → ___ ─┘*鳴門一と統合し県立移管
73春鳴門工
64春 海南海部
68夏 鴨島商吉野川 (12年4月)

1918夏 今治中(今治一)今治西
19夏 松山商→□(___) ─┬→松山東※1 ┬─→松山商
(松山一) ─┘→□___※1 └─→松山東
33春松山中
31春 北予中(北予)松山北

1946夏 高知城東中(高知新制)高知追手前
55春 城東高知
82春 明徳明徳義塾

1916夏 中学明善明善
19夏 小倉中小倉小倉北小倉
20夏 豊国中豊国学園門司工豊国学園
37春 福岡工(福陵)福岡工
60春 柳川商柳川
68夏 飯塚商×(83年廃校)
70夏 九州工真颯館
71春 戸畑商北九州市立
71夏 筑紫工筑紫台
77夏 九州産九産大九州産
79夏 八幡大付九州国際大付
81春 築上中部青豊
85春 東海大五東海大福岡 (16年4月)
92春 福岡工大付福岡工大城東

1922夏 佐賀中(佐賀一)佐賀佐賀西
33夏 佐賀師範×(49年:佐賀大学 教育学部の母体として包括)
48夏 鹿島一鹿島
61春 唐津実┬─→唐津商
└─→唐津工

1917夏 長崎中(長崎)┬─→長崎東
→□(__)□└─→長崎西

1947春 中学済々黌済々黌
78夏 熊本工大高文徳
83夏 東海大二東海大熊本星翔 (12年4月)

1931夏 大分商大分二┬─→大分城崎大分商
→□___□└─→大分春日大分工
47夏 臼杵中臼杵
48春 大分中大分一大分上野丘
50夏 別府一別府鶴見丘
83夏 中津工中津東
84夏別府商─┐
─┼→別府翔青(15年4月)
─┘→□別府商を県立移管の上、3校を統合
89春別府羽室台
2005夏 別府青山

1958夏 宮崎大淀宮崎工
鹿

1925春 鹿児島一中
<第一鹿児島中>
(中略)鶴丸
30夏 鹿児島二中
<第二鹿児島中>
(中略)甲南
70夏 鹿児島商工樟南
80夏 川内実れいめい

62夏 沖縄沖縄尚学
79夏 中部工美来工科



※1 長良、松山東、広島観音は甲子園常連校?
昭和25年春から翌26年春にかけて三季連続出場した長良(岐阜)、昭和25年夏の選手権を制覇した松山東(愛媛)、昭和27年春に出場した広島観音‥‥。これだけでピンとくる人はマニアックな高校野球ファンだ。
戦後の新制高校への移行に伴い、校名変更や学校の統廃合が行われたのは甲子園常連校も例外ではない。春夏合わせて優勝4回、準優勝3回(当時)を誇った岐阜商(岐阜)は校名を「長良」に変更して、三季連続で甲子園出場を果たした。まもなく岐阜商(現・県岐阜商)と長良に別れたが、昭和49年春に長良は単独で再出場を果たしている。春夏合わせて優勝3回、準優勝2回(当時)の強豪・松山商(愛媛)は校名を「松山東」に変更して、昭和25年夏の選手権で14年ぶりの甲子園出場を果たすと、いきなり全国制覇して見事な復活を遂げた。まもなく松山商と松山東に分離し、現在に至っている。決勝進出を果たした4大会(選手権3、選抜1)のすべてで優勝した試合巧者・広島商(広島)も校名を一時「広島観音」に変更して、昭和27年春の選抜に出場。その後、広島商と広島観音に別れている。
※2 鳥羽高校(京都)の謎
平成12年春から3季連続で甲子園に出場した鳥羽(京都)は、昭和59年に新設された府立高校である。かつて京都二中のあった同じ場所に校舎を建て「京都二中の流れを汲む学校」として創立。正確には跡地に建った京都市立の洛南中学校が移転後、その校舎を利用して創立している。
実際の京都二中は昭和23年の学制改革の際に廃校になっているため、解釈が分かれたが、第1回選手権の優勝校である名門校の廃校を惜しみ、復活を期待する関係者が多いため、高野連は特別に「鳥羽高校は京都二中の後身と考える」とする見解を示したのである。現在、鳥羽高校では同窓会名簿も統一され、長い中断を挟んだ再興と位置付けている。


関連情報甲子園出場校の校名呼称と正式校名一覧 (東日本編・西日本編・その他) :2016年(平成28年) 4月24日更新
更新】第88回選抜大会の初出場校を追加 【付記】分離独立に伴う旧校戦績の共有関係について

※ご意見・ご感想、高校野球の話題はお気軽にBBS(掲示板)へどうぞ。
激闘の記憶と栄光の記録  Copyright © Y.Fujimura, All rights reserved.