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(1) | 三塁走者のホームインが認められる(得点は入る)ケースは |
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A | 1死一三塁で打者が左翼(レフト)に犠牲フライを打ち上げた。タッチアップから三塁走者がホームを駆け抜けた後に、一塁走者の離塁が早かった(タッチアップしていない)という守備側のアピールプレイで一塁走者が第3アウトになった。 |
B | 2死三塁で打者が放った打球が中前(センター前)にゴロで抜けた。三塁走者がホームを駆け抜けていたが、打者走者が一塁へ向かう途中で足を滑らせて転倒しているのを見た中堅手(センター)が一塁へ好送球、打者走者が第3アウトになった。 |
C | 2死一三塁で打者が放った打球が右前(ライト前)にゴロで抜けた。三塁走者がホームを駆け抜けて、一塁走者は三塁まで進塁してなおも2死一三塁。ところが三塁へ進んだ走者が二塁ベースを踏んでいないという守備側のアピールプレイでその走者が第3アウトになった。
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(2) | 得点0−3。3点リードされて迎えたチームの9回ウラの攻撃、粘って2死満塁とした後、次打者が左中間スタンドに飛び込む劇的な“逆転サヨナラ満塁本塁打”を放った。ところが、打者走者が興奮のあまり一塁を踏まずにダイヤモンドを一周していた。球審にボールを要求した守備側の一塁アピールプレイで打者が第3アウトになった(打者の記録は投ゴロ)。さて、この試合の行方は |
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A | 一塁・二塁・三塁走者のホームインはすべて認められる。3点を返して同点。得点3−3で9回を終了したため、試合は延長戦へ突入する。 |
B | 一塁・二塁・三塁走者にそれぞれ進塁1が認められる。1点のみが記録され、得点1−3で試合終了となる。 |
C | 一塁に到達する前に打者走者がアウトになったと見なされ、走者のホームインは認められないので無得点。得点0−3で試合終了となる。
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(3) | 普通の守備をすれば捕球できると審判員が判断した内野フライに対して「インフィールドフライ」が宣告されると、結果に関わらず打者はその時点でアウト。併殺狙いで守備側が故意に落球したりバウンド後に捕球するプレイを防ぐためのルールである。では、次の3つの内、実際にはインフィールドフライが宣告されるため、起こり得ないケースは |
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A | 無死または1死で走者一塁の場面、打者が打ち上げた打球は、普通の守備をすれば捕球できる投手へのイージーフライになった。投手が故意にバウンドさせてから捕球、すばやく二塁に送球、さらに二塁から一塁へと転送されて併殺(ダブルプレイ)となった。 |
B | 無死または1死で走者一二塁の場面、打者がバントを失敗した打球は高く上がり、普通の守備をすれば捕球できる投手へのイージーフライとなった。投手が故意にバウンドさせてから捕球、すばやく三塁に送球、さらに三塁から二塁へと転送されて併殺(ダブルプレイ)となった。 |
C | 無死または1死で走者満塁の場面、打者が打ち上げた打球は、普通の守備をすれば捕球できる投手へのイージーフライとなった。投手が故意にバウンドさせてから捕球、本塁にすばやく送球、さらに本塁から三塁へと転送されて併殺(ダブルプレイ)となった。
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(4) | 打者が投球を打ちに行ったとき、捕手がミットをバットに接触させてしまった場合、打撃妨害が宣告されて打者は一塁への進塁を与えられる。では、無死二塁の場面、打者が捕手の妨害を受けながらも打った打球は当たり損ねのピッチャーゴロとなり一塁アウト、二塁走者は三塁に進塁したこのケースではどの措置が正しいか |
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A | 打撃妨害が優先されるため、その後のプレイはすべて無効になり無死一二塁となる。 |
B | 妨害があったがプレイがそのまま続けられたので打撃妨害が取り消されて1死三塁となる。 |
C | プレイの完了後、攻撃側の監督に上記のAまたはBの好きな方を選択する権利が生まれる。
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