審判講習会 ★★ ステージ2 |
case 11 | 1死二塁で、打者はベンチ前に飛球を打ち上げた。捕手はこのファウルボールをダイレクトで捕球したが、勢い余ってベンチ内に倒れ込んで入ってしまった。二塁走者はタッチアップから三塁に進んだ。
さて、あなた(球審)は、打者と走者それぞれに対してどのように判定するか?
ポイントはベンチ内に入ってしまった捕手のプレイと球の位置関係。 | |
case 12 | 1死二塁、中前安打で二塁走者が本塁を突いたが、中堅手からの好返球で本塁寸前タッチアウト。打者走者は一塁を回ったところで一塁手と衝突して転倒。すぐ立ち上がって二塁を狙ったが、捕手から二塁に転送されてタッチアウト。
この場面、あなた(球審)はどう処置するか?
打者走者と一塁手が衝突しているため、まず一塁塁審が何らかの判定を下すべきである。次に、あなた(球審)は一塁手との接触がなかった場合の打者走者の走塁とその結果に対してイマジネーションを働かせる必要がある。 | |
case 13 | 無死一塁、右翼線への安打で一塁走者が三塁に向かったので、右翼手が三塁へ送球。送球が逸れてコーチスボックス内のベースコーチに当たった。球が逸れるのを見て走者はホームイン、打者走者は二塁へ達した。
この場面、あなた(球審)はどう判定するか?
送球がベースコーチに当たった場合、妨害と見なしてボールデッドにするのか。それともボールインプレイで走者の進塁を認めるのか。判定には、何らかの基準が必要である。 | |
case 14 | 2死満塁で、打者は四球を選び一塁へ出塁。二塁方向へ不用意に離塁したとき、捕手からの一塁送球でアウトになり攻守交代となった。ゆっくり歩いていた三塁走者がホームインしたのは一塁タッチアウトの後だった。
この場面、あなた(球審)は得点を認めるか? | |
case 15 | 1死一塁で、打者は二塁への小フライを打った。一塁走者が一塁へ帰塁するのを見た二塁手は打球を胸でトラップして、球を足元にワンバウンドさせてから捕球し、すぐさま二塁(遊撃手)へ送球してフォースアウト。二塁から一塁へと球が転送されて、併殺を完成させた。
あなた(球審)はこの併殺プレイを認めるか? | |
case 16 | 1死三塁で、打者はスクイズ。慌てた捕手が打者の構えるバットに接触したため、打者はバントができず空振り。三塁走者は本塁寸前で捕手にタッグされた。
この場面、あなた(球審)はどう判定するか? 捕手のスクイズ妨害に対するペナルティ。得点が絡む重要なケースだけにミスジャッジは許されない緊張の瞬間である。 | |
case 17 | 1死満塁で、打者は二ゴロを打った。一塁走者は二塁へ向かう走路上で、打球を処理しようとした二塁手と衝突。三塁走者は生還、二塁走者は三塁に進塁、打者走者は一塁へ達した。
この場面、あなた(球審)はどう判定するか? 一塁走者の守備妨害を取るのか、はたまた二塁手による走塁妨害を取るのか。 | |
case 18 | 1死三塁で、離塁した三塁走者は投手の牽制球に誘い出されて三本間に挟まれた。ランダウンプレイ中の送球が走者の背中に当たり、捕球しようと待っていた三塁手と走者が衝突した。
この場面、あなた(球審)はどう処置するか? 三塁走者の守備妨害を取るのか、はたまた三塁手による走塁妨害を取るのか。 | |
case 19 | 走者三塁で、打者は三塁線を襲うゴロを打った。三塁ベースに片足が触れている状態で立っている走者の足に打球が当たった。
あなた(球審)はどう判定するか? やや意地悪な事例である。打球が当たった走者の足が三塁ベース上にあった足だとは言っていない。つまり、どちら側の足に当たったかによって、あなた(球審)の判定が分かれる可能性があるということだ。 | |
case 20 | 二塁走者が三盗を狙ってスタート、ランエンドヒットで打者が打ちにいったが、バットが捕手のミットに触れて打つことができなかった。
この場面、あなた(球審)はどう判定するか?
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