さて延長戦に入るところで、今日ここまでの両軍の成績を比較してみましょう。 スコアはまったく同じ（４回に１点ずつ）ですが、内容はかなり違いが見受けられますね。 　 安 　 打 長 　 打 四 死 球 失 　 策 犠 　 打 盗 　 塁 盗 塁 死 三 　 振 併 　 殺 残 　 塁 ９回までの攻防を総括すると ‥‥ 星　稜 7 0 0 1 1 2 2 9 0 3 石井投手の術中にはめられている (四死球0、三振9)。安打数は上回るがすべて単打、決定的チャンスなし 箕　島 6 1 4 0 0 2 1 2 0 9 堅田投手の球をよく見極めている (四死球4、三振2)。チャンスは多いが、ことごとく潰している (残塁9) ［10回表］星稜 ５番堅田は左飛で１死、６番音は三ゴロで簡単に２死。７番山下が右前安打で出塁、２死一塁。《９回２死、川井の盗塁失敗と同じ場面。７回に二盗を成功させている山下にも箕島バッテリーの執拗な牽制。ここは自重せざるをえない》８番石黒は三振に終わりました。走者を置いたときのここ一番では、石井の投球が冴えます。長打が出ないと、攻略の糸口はつかめそうにありません（この試合、星稜のヒットはすべて単打。とうとう最後まで長打はゼロ）。 ［10回ウラ］箕島 先頭打者の２番宮本がしぶとく右前安打を放って出塁。またまた無死一塁の場面です。《４番北野に“奇襲”の送りバントをさせて失敗。それ以外は強攻して結果が出ていないが、尾藤監督はあくまで強気で押し通す》今日２安打の３番上野山でしたが、二飛に倒れて１死。４番北野も打ち上げて中飛、２死となって走者はそのまま一塁にくぎ付け。《２死一塁からの二盗、しかも左投手の堅田が相手では失敗する確率が高い。しかし強引にでもチャンスへの扉をこじ開けたい尾藤監督のサインは盗塁だ》一塁走者宮本がスタート。今度は星稜・川井捕手の好送球が盗塁を阻止しました。結局、箕島は三者凡退に終わっています。 お互いヒットで走者を出し合いましたが、均衡は破れず。10回終了で1−1の同点。 ※本文中の《青文字》はベンチの采配・作戦の狙いをシミュレーションしています。 ［トップページ］[ 1 ][ 2 ][ 3 ][ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ]＜＞［延長11回］に進む ［トップページ］[ 1 ][ 2 ][ 3 ][ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ]＜＞［延長11回］に進む ※ご意見・ご感想、高校野球の話題はお気軽にBBS（掲示板）へどうぞ。 激闘の記憶と栄光の記録　　Copyright © Y.Fujimura, All rights reserved.