［14回表］松山商 ８番平岡は直球を見逃し三振（４打数４三振）、９番田中は二ゴロ（４打数無安打２三振）で２死。太田は準々決勝からの３連投で、この決勝戦の球数もついに200球を越えました。肉体的にはかなりきつい状態になっているはずですが、太田の表情を見る限り、疲れている様子はまったく伺い知ることはできません。スタミナもさることながら、その精神力たるや驚くばかりです。１番大森の７打席目、２球目の内角球を引っ張った打球は三塁線へ。抜けたぁ！再三好守を見せている三塁手桃井が横っ跳びもわずかに及ばず打球が抜けていきました。予めややレフト線寄りに守っていた立花がすばやくキャッチしてバックセカンドは好返球。俊足の大森は一塁を蹴ったが、二塁には行かず一塁へ戻ります。松山商業、キャプテン大森のバットからチーム10安打目となるヒットが出ています。《２死１塁で走者大森。素人目にもスチールがあると容易に予測できる場面だった。監督のサインは勿論ゴー。》大森はこの日２度二盗を企てて前回は刺されている。チームの切込み隊長としてこの場面は失敗する訳にはいかない。福永への２球目に走った。小比類巻が懸命の二塁送球、八重沢が必死にタッチに行く！手から滑り込んだ大森の二塁ベースタッチが一瞬早く、間一髪セーフ！盗塁成功で２死二塁。しかし、太田が立ちはだかります。ここ一番での快速球に２番福永は平凡な二飛に倒れて３アウトチェンジ。松山商業、14回の攻撃を終了して残塁は14を数えました。 ［14回ウラ］三沢 ２番小比類巻は投ゴロ、３番太田が振り抜いた打球はハーフライナーで左翼手久保田の正面に飛んで左直、４番桃井は三ゴロ。あっと言う間に三者凡退。 これほど１点が遠い試合も珍しい。14回が終了してまだ両軍得点なし、いまだ終わらず‥‥。 ※本文中の《青文字》はベンチの采配・作戦の狙いをシミュレーションしています。 ［トップページ］[ 1 ][ 2 ][ 3 ][ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ][ 10 ][ 11 ][ 12 ][ 13 ]＜＞［延長15回］に進む ［トップページ］[ 1 ][ 2 ][ 3 ][ 4 ][ 5 ][ 6 ][ 7 ][ 8 ][ 9 ][ 10 ][ 11 ][ 12 ][ 13 ]＜＞［延長15回］に進む ※ご意見・ご感想、高校野球の話題はお気軽にBBS（掲示板）へどうぞ。 激闘の記憶と栄光の記録　　Copyright © Y.Fujimura, All rights reserved.